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セルロイドとは?原料やアセテートとの違いについて

貼り合わせ加工

セルロイドとは、ニトロセルロースと樟脳(ショウノウ、カンファー)を合成して生成される、

世界で初めての人工プラスチック素材です。セルロイドは、安価で加工がしやすいという点から、

ビリヤード玉から、写真フィルム、メガネのフレームなど様々な日用品や工芸品に使用されました。

 

ここでは、セルロイドの原料や特徴から、アセテートの違い、メガネ素材に使われる理由を、まとめて解説いたします。

 


セルロイドとは?

 

セルロイドとは、ニトロセルロースと樟脳(ショウノウ、カンファー)を合成して生成される、

世界で初めての人工プラスチック素材です。セルロイドは19世紀にイギリスで初めて開発された、

初めての熱可塑性の樹脂です。

 

セルロイドの特徴は、熱可塑性である点と、安価であることがあげられます。加熱して軟化し、

型で冷却すると硬化して成形することができるという特徴から、ビリヤード玉から始まり、

写真フィルム、メガネのフレーム、万年筆、服飾品、玩具、食器、建材など、様々な日用品や

工芸品に使用されました。

 

またセルロイドの取り扱いは、日本ではダイセル(旧:大日本セルロイド)が戦前より最大手であり、

そして現在ダイセルは世界で唯一、セルロイドを製造しているメーカーでもあります。

 

 

 


セルロイドの原料について

 

セルロイドの原料は上記の通り、高分子のニトロセルロース(硝化綿)と樟脳(ショウノウ、

カンファー)で、この2つの原料を合成して生成されます。ニトロセルロースに関しては

窒素含有量が約11%のものが使用されており、ここに可塑剤である樟脳が30%程合成されます。

 

この原料によってセルロイドは、下記のような特徴を有します。

・耐久性がある

・色柄に多様性を持たせることができる

・加工が容易

・適度な弾力性がある

・しなやかな柔軟性

・安価に生産可能

 

しかしセルロイドの欠点として、燃えやすい可燃性があげられます。85℃以上で軟化し、

200℃付近で急速に燃焼するという特性から、近年ではセルロイドの代わりにアセチロイド

(アセテート樹脂)が改良素材として広く普及しています。

 


セルロイドとアセテートの違いについて

 

セルロイドと似た素材としてよく比較されるのが、アセチロイド(アセテート樹脂)です。

セルロイドもアセチロイドも、どちらも天然由来のセルロース素材を使用して生産される合成樹脂

ですが、細かな点ではいくつも違いがあります。

 

また、アセチロイドが比較的近年開発された素材であるということから、アセチロイドの方が

多くの面で優れている、と思われている方もいらっしゃいますが必ずしもそうと言えるわけではありません。

 

>>セルロイドとアセチロイドの違い

 

 


セルロイドがメガネ素材に使われる理由

 

セルロイドはメガネ素材として幅広く使用されている素材です。メガネ素材としてセルロイドが

使用される理由は、非常にしなやかで美しいという2点にまとめることができます。

 

セルロイドは、長年の試行錯誤の結果として、非常にしなやかな素材へと改善されてきました。

このしなかやさは、特にメガネフレームという観点から言えば、材質として最適な特性を持っていると

言えます。

 

また、素材の物理的な性質に起因しますが、アセチロイドと比較して、セルロイドでは非常に美しい

質感を出すことができます。

 

>>セルロイドがメガネ素材に使われ続けている理由とは?

 

 


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